<卒論・修論でよくある修正項目>

その他

卒業論文や修士論文には、学術論文をベースとした様々なルールが存在します。

ルールを知らずに執筆を始めてしまうと、後から体裁を整えるためだけに多くの修正が必要になることがあります。

本連載記事では、皆様が効率的に卒論・修論を執筆できるように、初学者の方がよく指摘される卒論・修論の修正項目をまとめます。卒論・修論執筆の参考にして頂ければ幸いです。

本ページは連載記事をまとめたものですので、具体的なコンテンツは本ページ下部の記事一覧からご確認ください。

はじめに

多くの学部では卒業要件として、卒業論文(通称、卒論)の提出が定められています。卒論の執筆は学術論文を書くための登竜門であり、その書き方には種々のルールがあります。

最低限のルールを押さえずに、レポート感覚で執筆を始めると、内容と関係のないところで膨大な修正を求められてしまいます。教員のコメントをもとに内容をブラッシュアップし、論文を推敲するのならともかく、一定の規定に従って機械的に体裁を修正する作業に多くの時間を費やすのは、あまり愉快なことではありません。

体裁については、知っていれば最初から正しく作成することが可能です。時間もモチベーションも有限なので、表面的な修正に費やすコストを節約できるように、執筆前に学術論文で求められるルールをある程度知っておくことが大切です。

本連載記事では、博士課程までの研究室生活において、私自身が先生方から指導頂いた内容や私が後輩に指導した内容から、初学者がよく指摘される卒論・修論の修正項目を紹介いたします。1ページに記載すると分量が多くなり可読性が低下してしまうため、<卒論・修論でよくある修正項目>と題していくつか記事に分けてまとめます。以下に連載コンテンツの一覧をまとめておりますので、興味のある項目を確認してみてください。当連載記事が皆様の卒論・修論執筆の一助となれば幸いです。

本連載記事の内容は、私の専門分野(工学系・材料工学)および所属していた研究室での書き方をベースにしています。大部分は他分野でも同じだと思いますが、分野ごとに記載のルールが異なることもありますので注意してください。

どの記事から確認するか迷われる方は、図・表に関する記事から優先的に確認してください。論文の読者には図・表しか確認しないという方も多く、適切な図・表を作ることが論文の作成では重要となります。それゆえに、図・表は修正を求められることが多い項目なので、優先的に注意点を確認する事をお勧めします。

連載記事一覧


関連ページ

Wordで卒論・修論の目次を作成する手順

レポート・論文用にExcelグラフの見た目を整える

タイトルとURLをコピーしました